今回はハスラー(MR41S)の「フロントブレーキパッド交換方法・手順」を現役の自動車整備士がくわしく解説していきます。
他のも交換費用・料金やおすすめのパッドなども紹介していきますのでぜひ参考になればと思います。
ブレーキパッド交換方法
まずはスポイトでブレーキフルードを抜いていきます。
ブレーキのピストンを縮めると溢れてくるので、MINのラインぐらいまで抜いておきます。
では早速タイヤを外してブレーキを分解していきます。
キャリパー下の14mmのボルトを外していきます。
外れたら写真のように下から上の上げればブレーキパッドが外せるようになります。
ピストンについているシムは無くさないように保管してください。
取付の時に「矢印の方向にすこし曲げてつける」としっかり付きます。
ブレーキパッドが外れたらピストンを縮めていきます。
自己流ですが、写真のように「ウォーターポンププライヤー」で握って縮めます。
結構硬いので力一杯握りましょう!
ピストンを縮めた後に「ブーツに空気が入り膨れ上がる」ことがあります。
そんな時は写真のようにピストンとブーツの間にマイナスの薄刃などを入れて抜いてあげます。
外れたパッドと新しいパッドです。
今回はDIXCELのECタイプを取り付けました。
シムを移し替えてグリスを塗っていくのですが、DIXCELのパッドはシムがついているので、そのままグリスを塗ってあげます。
グリスを塗る箇所は
- ブレーキキャリパー
- キャリパーピストン
- キャリパーマウント
と「パッドが当たる箇所」に塗ってあげます。
後は逆の手順で戻していくだけです。
写真のように斜めから入れてあげると入りやすいです。
写真のウェアインジケーターの位置を忘れた方は
ハスラーの場合は「左右とも内側の上」になるように取り付けます。
取付完了した写真がこちらです。
最後に取付が完了したらピストンが戻っているのでブレーキペダルを固くなるまで何回か踏みます。
これをしないで車を動かすと
ブレーキが効かないので必ず行ってください!
その後にブレーキフルードをMAXラインに調整して終了。
今回使った工具
・KNIPEX(クニペックス)のコブラウォーターポンププライヤー
・KTC 45°×6° めがねレンチ 12×14mm
・ブレーキパッドグリス
・スポイト
交換費用・料金は?
車屋さんによって違いはでるのですが
1時間の作業工賃
・8,000〜10,000円が平均です。
「ハスラー」
ブレーキパッド交換標準作業時間は0.9時間
・7,000〜9,000円になりますね
※上記の工賃+ブレーキパッドの料金が全ての交換費用になります。
交換費用を安くする方法
交換費用を安くする方法があります。それは、車検時に変えてもらう事です!
車検の点検整備には「ブレーキを分解して点検する作業」が含まれているので、そのついでに交換してもらえば安くなるって事です。
※格安車検などはブレーキを分解していない所もあるので事前に確認しましょう。
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交換時期は?
交換のタイミングは様々あります。
- ブレーキパッドが無くなり異音がした時
- 点検、車検、タイヤ交換の際に交換を勧められた時
- ブレーキパッドをレベルアップさせたい時
などがあります。
僕の経験上は、走行距離が「4〜6万キロ」あたりでブレーキパッドが無くなりますのでその辺りが交換時期です。
※ハイブリット車はもう少し減りが遅いです。
おすすめのパッドは?適合表は?
下記の記事にておすすめのブレーキパッドメーカーの「口コミ・特徴・適合表・おすすめな方」など色々な情報を掲載してありますのそちらをご覧ください。
今の時代はネットで買うの1番安いので
交換を車屋さんにお願いする人は、「ブレーキパッドをネットで購入して、車屋さんに持ち込んで変えてもらう」のが1番おすすめです!
※持ち込みNGな車屋さんもあるので事前に確認しましょう。
記事を最後まで見てくださってありがとうございます。一人でも多くの人の参考になれたら嬉しいです!