今回は「マツダのCX-5(KF2FW)リアブレーキパッド交換」を現役の自動車整備士が詳しく解説!
他にも交換費用・時期・おすすめのパッドなども紹介していますのでぜひ参考になればと思います。
交換方法・手順
まず初めに、サブタンクのブレーキフルードをスポイトで抜いておきます。
ピストンを縮めたさ時にフルードがあふれてくるので、MINぐらいまで抜いておきます。
では早速ブレーキを分解していきます。
「上下の14mmのボルト」を外します。
供回りする場合は「19mmのスパナ」をかけて外します。
ボルトが外れたら、上下左右に揺さぶるとキャリパーが写真のように外れます。
パッドが外れたら、ピストンを縮めていきます。
本来はブレーキキャリパーツールで縮めるのですが、ぼくはプライヤーで力技でやります。
写真の矢印の方向に「押し込みながら回す」と縮んでいきます。
キャリパーを回すと「ブーツも一緒に回り、ねじれる」のですが大丈夫なので最後まで縮めてください。
ピストンが縮まり少し戻してあげるとブーツも戻りますので安心してください。
ピストンの切り欠きは「ブレーキパッドのボッチ」に当たらない位置にしておきます。
※これをしないとキャリパーがつきません。
外したパッドと新しいパッドです。
外したパッドのシムを移し替えます。
※グリスを塗るのでシムを綺麗にしておきましょう。
シムを移し替えたら、グリスを塗っていきます。
グリスを塗る箇所は
- ブレーキキャリパー
- キャリパーピストン
- キャリパーマウント
と「パッドが当たる箇所」に塗ってあげます。
シムとブレーキパッドの間にも塗っておきます。
あとは逆の手順で戻していくだけです。
パッドの金具(ウェアインジケーター)の部分が下にくるように取り付けます。
あとはボルトをしっかり締めて完了!
最後に取付が完了したらピストンが戻っているのでブレーキペダルを固くなるまで何回か踏みます。
これをしないで車を動かすと
ブレーキが効かないので必ず行ってください!
その後にブレーキフルードをMAXラインに調整して終了。
今回交換したパッドはこちら
使用した工具
- KNIPEXプライヤー
- KTC 45°×6° めがねレンチ 12×14mm
- KTC スパナレンチ 17×19mm
- ブレーキパッドグリス
交換費用・料金は?
車屋さんによって違いはでるのですが
1時間の作業工賃
・8,000〜10,000円が平均です。
「CX-5」
リアブレーキパッド交換標準作業時間は0.9時間
・7,000〜9,000円になりますね
※上記の工賃+ブレーキパッドの料金が全ての交換費用になります。
交換費用を安くする方法
交換費用を安くする方法があります。それは、車検の時に変えてもらう事です!
車検の点検整備には「ブレーキを分解して点検する作業」が含まれているので、そのついでに交換してもらえば安くなるって事です。
※格安車検などはブレーキを分解していない所もあるので事前に確認しましょう。
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交換時期は?
交換のタイミングは様々あります。
- ブレーキパッドが無くなり異音がした時
- 点検、車検、タイヤ交換の際に交換を勧められた時
- ブレーキパッドをレベルアップさせたい時
などがあります。
ぼくの経験上は、走行距離が「4〜6万キロ」あたりでブレーキパッドが無くなりますのでその辺りが交換時期です。
※ハイブリット車はもう少し減りが遅いです。
おすすめのパッドは?適合表は?
下記の記事にておすすめのブレーキパッドメーカーの「口コミ・特徴・適合表・おすすめな方」など色々な情報を掲載してありますのそちらをご覧ください。
今の時代はネットで買うの1番安いので
交換を車屋さんにお願いする人は、「ブレーキパッドをネットで購入して、車屋さんに持ち込んで変えてもらう」のが1番おすすめです!
※持ち込みNGな車屋さんもあるので事前に確認しましょう。
記事を最後まで見てくださってありがとうございます。参考になれば嬉しいです!