今回は「ホンダのフィットシャトルHV(GP2)ブレーキパッド交換」を現役の自動車整備士が詳しく解説!
他にも交換費用・時期・おすすめのパッドなども紹介していますのでぜひ参考になればと思います。
交換方法・手順
まずはブレーキフルードをスポイトで抜いていきます。
ピストンを縮めるとフルードがあふれてくるのでMAXラインの1cm下ぐらいまで抜いておきます。
フルードのタンクは「ゴムを外し、カバーを取る」と見えます。
ではブレーキを分解していきます。
キャリパーの下の12mmのボルトを外していきます。
ボルトが外れると写真のように上に持ち上がり、パッドが外れます。
※ブレーキパッドにピンが刺さっているので取付の際にはお忘れなく!
パッドが外れたら、ピストンを縮めます。
自己流ですが「ウォーターポンププライヤー」で写真のように握って縮めます。
※硬いので力一杯握りましょう!
外したパッドの「シム」を綺麗にし、新しいパッドに移し替えます。
シムは「鳴き止めや振動防止」に大切な部品ですので必ず移し替えてください。
※あらかじめシムが付いているパッドもあります。
シムを新しいパッドに移し替えたらグリスを塗っていきます。
グリスを塗る箇所は
- ブレーキキャリパー
- キャリパーピストン
- キャリパーマウント
と「パッドが当たる箇所」に塗ってあげます。
シムとブレーキパッドの間にも塗っておきます。
あとは逆の手順で戻していくだけです。
パッドの金具(ウェアインジケーター)の部分が内側の上になるように取り付けます。
※ピンをお忘れなく!
取付完了した写真がこちら。
最後に取付が完了したらピストンが戻っているのでブレーキペダルを固くなるまで何回か踏みます。
これをしないで車を動かすと
ブレーキが効かないので必ず行ってください!
その後にブレーキフルードをMAXラインに調整して終了。
今回交換したパッドはこちら
使用した工具
- NIPEX(クニペックス)のコブラウォーターポンププライヤー
- KTC 45°×6° めがねレンチ 12×14mm
- ブレーキパッドグリス
- スポイト
交換費用・料金は?
車屋さんによって違いはでるのですが
1時間の作業工賃
・8,000〜10,000円が平均です。
「フィットシャトルHV」
ブレーキパッド交換標準作業時間は0.9時間
・7,000〜9,000円になりますね
※上記の工賃+ブレーキパッドの料金が全ての交換費用になります。
交換費用を安くする方法
交換費用を安くする方法があります。それは、車検の時に変えてもらう事です!
車検の点検整備には「ブレーキを分解して点検する作業」が含まれているので、そのついでに交換してもらえば安くなるって事です。
※格安車検などはブレーキを分解していない所もあるので事前に確認しましょう。
車検見積もりは⬇︎下記のリンクから簡単にできるのでおすすめです!
⬆︎パソコンの方が見やすいのでおすすめ!
交換時期は?
交換のタイミングは様々あります。
- ブレーキパッドが無くなり異音がした時
- 点検、車検、タイヤ交換の際に交換を勧められた時
- ブレーキパッドをレベルアップさせたい時
などがあります。
ぼくの経験上は、走行距離が「4〜6万キロ」あたりでブレーキパッドが無くなりますのでその辺りが交換時期です。
※ハイブリット車はもう少し減りが遅いです。
おすすめのパッドは?適合表は?
下記の記事にておすすめのブレーキパッドメーカーの「口コミ・特徴・適合表・おすすめな方」など色々な情報を掲載してありますのそちらをご覧ください。
今の時代はネットで買うの1番安いので
交換を車屋さんにお願いする人は、「ブレーキパッドをネットで購入して、車屋さんに持ち込んで変えてもらう」のが1番おすすめです!
※持ち込みNGな車屋さんもあるので事前に確認しましょう。
記事を最後まで見てくださってありがとうございます。参考になれば嬉しいです!