今回はエクストレイルの「リアブレーキパッド交換方法」を現役の自動車整備士が詳しく解説していきます。
他のも交換費用・時期やおすすめのパッドなども紹介していきますのでぜひ参考になればと思います。
エクストレイル(NT32)リアブレーキパッド交換方法・手順
まずはスポイトでブレーキフルードを抜いていきます。
ピストンを戻すと溢れてくるのでMINラインぐらいまで抜いておきます。
では早速ブレーキを分解していきます。
キャリパーの下の14mmのボルトを外していきます。
ボルトは長めのこんなボルトです。
ボルトが外れたらキャリパーを下から上に持ち上げてパッドを外していきます。
パッドが外れたらウォーターポンププライヤーでピストンを握って縮めます。
見にくくてすいません。汗
ピストンを縮めた時にブーツに空気が入って膨らむ時があるので
その時は、ピストンとブーツの間に薄刃のマイナスなどを入れ空気を抜いてあげます。
※これをしないでパッドをつけるとブーツが破けるので注意!
こちらが外れたパッドと新しいパッドです。
外れたパッドのシムを新しいパッドに移し替えます。
※シムの汚れはきれいにしておきましょう!
シムを移し替えたら次に写真のようにブレーキパッドと「キャリパー・ピストン・マウント」が当たる所にグリスを塗っていきます。
※パッドとシムの間にもグリスを塗っておきましょう。
グリスを塗り終えたら後は逆の手順で戻していくだけです。
パッドをつける時のコツは斜めに入れてあげると入りやすいです。
戻す時にどこにどのパッドが付いていたのか忘れた人は、エクストレイルのリアの場合は、
ウェアインジセーターが付いてる方が奥でウェアインジケーターが下向きになるように装着してください。
※パッドの写真の赤丸がウェアインジケーター
キャリパーのボルトをしっかり締めたら取り付け完了!
最後に装着完了したらピストンが戻っているのでブレーキが固くなるまで何回か踏みます。
これをしないで車を動かすと
ブレーキが効かないので必ず行ってください!
その後にブレーキフルードをMAXラインに調整して終了
今回使用した工具
・KNIPEX(クニペックス)のコブラウォーターポンププライヤー
・KTC 45°×6° めがねレンチ 12×14mm
・ブレーキパッドグリス
・スポイト
交換費用は?
車屋さんによって違いはでるのですが
1時間の作業工賃
・8,000〜10,000円が平均です。
「エクストレイル」
リアブレーキパッド交換標準作業時間は0.9時間
・7,000〜9,000円になりますね
※上記の工賃+ブレーキパッドの料金が全ての交換費用になります。
交換費用を安くする方法
交換費用を安くする方法があります。それは、車検時に変えてもらう事です!
車検の点検整備には「ブレーキを分解して点検する作業」が含まれているので、そのついでに交換してもらえば安くなるって事です。
※格安車検などはブレーキを分解していない所もあるので事前に確認しましょう。
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交換時期は?
交換のタイミングは様々あります。
- ブレーキパッドが無くなり異音がした時
- 点検、車検、タイヤ交換の際に交換を勧められた時
- ブレーキパッドをカスタムやレベルアップさせたい時
などがあります。
僕の経験上は、走行距離が「4〜6万キロ」あたりでブレーキパッドが無くなりますのでその辺りが交換時期です。
※ハイブリット車はもう少し減りが遅いです。
おすすめのパッドは?値段は?
下記の記事にておすすめのブレーキパッドメーカーの「口コミ・特徴・適合表・おすすめな方」など色々な情報を掲載してありますのそちらをご覧ください。
今の時代はネットで買うのが1番安いので
交換を車屋さんにお願いする人は、ブレーキパッドをネットで購入して、車屋さんに持ち込んで変えてもらうのが1番おすすめです!
※持ち込みNGな車屋さんもあるので事前に確認しましょう。
記事を最後まで見てくださってありがとうございます。一人でも多くの人の参考になれたら嬉しいです!