今回はアルファードの「リアブレーキパッド交換方法」を現役の自動車整備士が詳しく解説していきます。
他のも交換費用・時期やおすすめのパッドなども紹介していきますのでぜひ参考になればと思います。
交換方法・手順
まずはブレーキフルードをスポイトで抜いていきます。
ピストンを戻すとブレーキフルードが溢れてくるのでMINのラインまで抜いておきましょう。
ではブレーキをバラしていきます。
キャリパーの下の13mmのボルトを外していきます。
※ナットと供回りする場合はナットにスパナをかけて回します。
下のボルトが外れるとキャリパーが上に開きパッドが外れるようになります。
パッド残量がギリギリですね。汗
パッドが外れたらピストンを縮めていきます。
自己流ですが写真のようにウォーターポンププライヤーでピストンを握り、縮めていきます。
※できないと言う人はブレーキピストンツールと言う専用工具があるのでそちらを使って縮めてください。
ピストンを縮めるとブーツに空気が入って膨れ上がる時があります。
そんな時は、写真のようにブーツとピストンの間に薄刃のマイナスなどを入れ、空気を抜いてあげましょう。
※空気が入ったままパッドをつけるとブーツが破けるので注意!
旧のパッドと新しいパッドです。
次に写真のようにブレーキパッドと「キャリパー・ピストン・マウント」が当たる所にグリスを塗っていきます。
※上の写真の赤丸がウェアインジケーター
グリスを塗り終えたら後は逆の手順で戻していくだけです。
パッドをつける時のコツは斜めに入れてあげると入りやすいです。
戻す時にどこにどのパッドが付いていたのか忘れた人は、アルファードのリアの場合は、
ウェアインジセーターが付いてる方が奥でウェアインジケーターが下向きになるように装着してください。
キャリパーの下のボルトをしっかると締めて完了です。
装着完了した写真がこちらです。
最後に装着完了したらピストンが戻っているのでブレーキが固くなるまで何回か踏みます。
これをしないで車を動かすと
ブレーキが効かないので必ず行ってください!
その後にブレーキフルードをMAXラインに調整して終了。
今回使用した工具
・KNIPEX(クニペックス)のコブラウォーターポンププライヤー
・Snap-on(スナップオン)11×13mmめがねレンチ
・ブレーキパッドグリス
・スポイト
交換費用・値段は?
車屋さんによって違いはでるのですが
1時間の作業工賃
・8,000〜10,000円が平均です。
「アルファード」
リアブレーキパッド交換標準作業時間は1.0時間
・8,000〜10,000円になりますね
※上記の工賃+ブレーキパッドの料金が全ての交換費用になります。
交換費用を安くする方法
交換費用を安くする方法があります。それは、車検時に変えてもらう事です!
車検の点検整備には「ブレーキを分解して点検する作業」が含まれているので、そのついでに交換してもらえば安くなるって事です。
※格安車検などはブレーキを分解していない所もあるので事前に確認しましょう。
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交換時期は?
交換のタイミングは様々あります。
- ブレーキパッドが無くなり異音がした時
- 点検、車検、タイヤ交換の際に交換を勧められた時
- ブレーキパッドをカスタム・レベルアップさせたい時
などがあります。
僕の経験上は、走行距離が「4〜6万キロ」あたりでブレーキパッドが無くなりますのでその辺りが交換時期です。
※ハイブリット車はもう少し減りが遅いです。
おすすめのパッドは?値段は?
下記の記事にておすすめのブレーキパッドメーカーの「口コミ・特徴・適合表・おすすめな方」など色々な情報を掲載してありますのそちらをご覧ください。
今の時代はネットで買うのが1番安いので
交換を車屋さんにお願いする人は、ブレーキパッドをネットで購入して、車屋さんに持ち込んで変えてもらうのが1番おすすめです!
※持ち込みNGな車屋さんもあるので事前に確認しましょう。
記事を最後まで見てくださってありがとうございます。一人でも多くの人の参考になれたら嬉しいです!