セレナブレーキパッド交換

今回はセレナ(GFC27)の「フロントブレーキパッド交換方法・手順」現役の自動車整備士がくわしく解説していきます。

他のも交換費用・価格おすすめのパッドなども紹介していきますのでぜひ参考になればと思います。

交換方法・手順

セレナブレーキフルード

まずはブレーキフルードをスポイトで抜いていきます。

ピストンを縮めるとブレーキフルードが溢れてくるのでMINぐらいまで抜きます。

 

セレナブレーキ分解

タイヤを外しブレーキを分解していきます。

キャリパーの下の14mmのボルトを外します。

供回りする場合は19mmのスパナをかけて外します。

 

セレナブレーキパッド脱着

ボルトが外れると写真のようにキャリパーが上に持ち上がり、パッドが外れます。

 

セレナピストンバック

次にピストンを縮めます。

自己流ですが、写真のようにウォータポンププライヤーで握って縮めます。

上下とも縮めます。

 

セレナピストンブーツエア抜き

縮めた時にブーツ空気が入ることがあります。

その時は、ピストンとブーツの間に薄刃のマイナスなどを入れて抜いてあげます。

 

セレナブレーキパッド

パッドが外れたら古いパッドのシムを新しいパッドに移し替えます。

シムはウェスなどで綺麗にしておきましょう!

 

セレナブレーキパッドグリスアップ

移し替えたら、シムに「ディスクパッドグリス」を塗っていきます。

グリスを塗る箇所は

  • ブレーキキャリパー
  • キャリパーピストン
  • キャリパーマウント

と「パッドが当たる所」に塗ってあげます。

シムに跡がついているのでわかると思います。

※シムとパッドの間にも塗っておきましょう!

 

セレナブレーキパッド取付

あとは逆の手順で戻していくだけです。

パッドは金具の部分(ウェアインジケーター)が上にくるように取り付けます。

 

セレナブレーキパッド交換完了

ボルトをしっかり締めて完了した写真がこちら。

 

セレナブレーキフルードタンク

最後に取付が完了したらピストンが戻っているのでブレーキペダルを固くなるまで何回か踏みます。

これをしないで車を動かすと

ブレーキが効かないので必ず行ってください!

その後にブレーキフルードをMAXラインに調整して終了。

 

 

今回使用した工具

ブレーキ分解工具

 

交換費用・料金は?

交換費用

車屋さんによって違いはでるのですが
1時間の作業工賃
・8,000〜10,000円平均です。

「セレナ」
ブレーキパッド交換標準作業時間は0.9時間
7,000〜9,000円になりますね

※上記の工賃+ブレーキパッドの料金が全ての交換費用になります。

交換費用を安くする方法

交換費用を安くする方法があります。それは、車検の時に変えてもらう事です! 

車検の点検整備には「ブレーキを分解して点検する作業」が含まれているので、そのついでに交換してもらえば安くなるって事です。

※格安車検などはブレーキを分解していない所もあるので事前に確認しましょう。

 

車検見積もりは⬇︎下記のリンクから簡単にできるのでおすすめです!

⬆︎パソコンの方が見やすいのでおすすめ!

 

交換時期は?

点検

交換のタイミングは様々あります。

  • ブレーキパッドが無くなり異音がした時
  • 点検、車検、タイヤ交換の際に交換を勧められた時
  • ブレーキパッドをレベルアップやカスタムしたい時

などがあります。

ぼくの経験上は、走行距離が「4〜6万キロ」あたりでブレーキパッドが無くなりますのでその辺りが交換時期です。

ハイブリット車はもう少し減りが遅いです。

 

ブレーキ鳴きについて

ブレーキ鳴き

原因としては、

  • ローターの腐食・変形・劣化
  • 社外のローターの装着
  • キャリパーマウントの変形
  • キャリパーの固着

など、パッドが原因じゃないことが考えられます。

ブレーキパッドが原因のブレーキ鳴きは、ほとんどの場合パッドの「あたり調整(面取り)」で改善されますよ!

最近のブレーキパッドは、鳴き防止のため、あらかじめ斜めにカットしてあることが多いです。

あたり調整とは

ブレーキパッドとローターの摩擦を減らす為、ブレーキパッドの角を斜めに削り、あたり面の摩擦を減らす方法。

 

おすすめのパッドは?適合表は?

下記の記事にておすすめのブレーキパッドメーカーの「口コミ・特徴・適合表・おすすめな方」など色々な情報を掲載してありますのそちらをご覧ください。

ブレーキパッドの口コミはこちら

 

今の時代はネットで買うの1番安いので

交換を車屋さんにお願いする人は、「ブレーキパッドをネットで購入して、車屋さんに持ち込んで変えてもらう」のが1番おすすめです!

※持ち込みNGな車屋さんもあるので事前に確認しましょう。

 

記事を最後まで見てくださってありがとうございます。参考になれば嬉しいです!