今回はNBOXの「ブレーキパッドの交換方法」を現役の自動車整備士が詳しく解説していきます。
他のも交換費用・時期やおすすめのパッドなども紹介していきますのでぜひ参考になればと思います。
交換方法・手順
まず初めに、ピストンを縮めたときにブレーキフルードが溢れてくるので、スポイトで抜いていきます。
最後にフルード調整するのでMIN手前ぐらいまで抜いておいてください。
では、ブレーキを分解していきます。
ブレーキキャリパーの下の12mmの六角ボルトを外します。
ボルトがナットと共回りする場合は写真のように17mmのスパナを使って外します。
外れたらキャリパーを下から上に上げてブレーキパッドを外します。
この時上下にピンが刺さっているので無くさないようにわかりやすい所に置いといてください。
※写真は装着時のです。すいません。汗
パッドが外れたら、ピストンを縮めていきます。
僕は写真のようにウォーターポンププライヤーで縮めていきます。
※固いと思いますので両手で力一杯握りましょう。
新しいパッドにシムを移します。
シムは「鳴き止めや振動防止」に大切な部品ですので必ず移し替えてください。
※パッドのメーカーのよってはあらかじめシムが装着してあるものもあります。
シムを移し替えたら次に写真のようにブレーキパッドと「キャリパー・ピストン・マウント」が当たる所にグリスを塗っていきます。
シムとパッドの隙間にもグリスを塗っておいてください。
※上の写真の赤丸はウェアインジケーター
グリスを塗ったら後は逆の手順で戻していくだけです。
戻す時にどこにどのパッドが付いていたのか忘れた人は、NBOXの場合は、
ウェアインジセーターが付いてる方が奥で、上向きになるように装着してください。
※装着する際はピンを付けるのをお忘れなく!
作業完了した写真がこちらです。
最後に装着完了したらピストンが戻っているのでブレーキが固くなるまで何回か踏みます。
これをしないで車を動かすと
ブレーキが効かないので必ず行ってください!
その後にブレーキフルードをMAXラインに調整して終了。
※実際のMAXラインは赤くないです。
今回使用した工具
・KNIPEX(クニペックス)のコブラウォーターポンププライヤー
・KTC 45°×6° めがねレンチ 12×14mm
・KTC スパナレンチ 17×19mm
・スポイト
交換費用・料金は?
車屋さんによって違いはでるのですが
1時間の作業工賃
・8,000〜10,000円が平均です。
「NBOX」
ブレーキパッド交換標準作業時間は0.9時間
・7,000〜9,000円になりますね
※上記の工賃+ブレーキパッドの料金が全ての交換費用になります。
交換費用を安くする方法
交換費用を安くする方法があります。それは、車検時に変えてもらう事です!
車検の点検整備には「ブレーキを分解して点検する作業」が含まれているので、そのついでに交換してもらえば安くなるって事です。
※格安車検などはブレーキを分解していない所もあるので事前に確認しましょう。
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交換時期は?
交換のタイミングは様々あります。
- ブレーキパッドが無くなり異音がした時
- 点検、車検、タイヤ交換の際に交換を勧められた時
- ブレーキパッドをレベルアップさせたい時
などがあります。
僕の経験上は、走行距離が「4〜6万キロ」あたりでブレーキパッドが無くなりますのでその辺りが交換時期です。
※ハイブリット車はもう少し減りが遅いです。
おすすめのパッドは?適合表は?
下記の記事にておすすめのブレーキパッドメーカーの「口コミ・特徴・適合表・おすすめな方」など色々な情報を掲載してありますのそちらをご覧ください。
今の時代はネットで買うの1番安いので
交換を車屋さんにお願いする人は、「ブレーキパッドをネットで購入して、車屋さんに持ち込んで変えてもらう」のが1番おすすめです!
※持ち込みNGな車屋さんもあるので事前に確認しましょう。
記事を最後まで見てくださってありがとうございます。一人でも多くの人の参考になれたら嬉しいです!