ワゴンRグリル

今回はワゴンRの「ブレーキパッドの交換方法」を現役の自動車整備士が詳しく解説していきます。

他のも交換費用・時期やおすすめのパッドなども紹介していきますのでぜひ参考になればと思います。

交換方法・手順

ワゴンRブレーキフルード

まずはブレーキフルードをスポイトで抜いていきます。

ピストンを戻した時に溢れてくるのでMINラインまで抜いておきます。

 

ワゴンRブレーキパッド分解1

ではブレーキをバラしていきます。

キャリパーの下の14mmのボルトを外していきます。

 

ワゴンRブレーキパッド分解2

ボルトが外れると写真のように上に持ち上げればパッドが外せるようになります。

この時、ピストンに丸いカバーが付いているので無くさないように外しておいてください。

 

ワゴンRピストンバック

次にピストンを縮めていきます。

自己流ですがウォーターポンププライヤーで写真のように縮めていきます。

※力がいるので両手で力一杯

 

ワゴンRブレーキパッド

次は、新しいパッドにシムを移します。

シムは「鳴き止めや振動防止」に大切な部品ですので必ず移し替えてください。

パッドのメーカーのよってはあらかじめシムが装着してあるものもあります。

 

ワゴンRブレーキパッドグリスアップ

シムを移し替えたら次に写真のようにブレーキパッドと「キャリパー・ピストン・マウント」が当たる所にグリスを塗っていきます。

シムとパッドの隙間にもグリスを塗っておいてください。

上の写真の赤丸はウェアインジケーター

 

ブレーキ

グリスを塗り終わったらパッドを装着して逆の手順で戻していくだけです。

戻す時にどこにどのパッドが付いていたのか忘れた人は、ワゴンRの場合は、

ウェアインジセーターが付いてる方が奥ウェアインジケーターが上向きになるように装着してください。

 

ワゴンRシム

最後にキャリパーを戻す前の最初に外した丸いカバーを付けるのをお忘れなく!

丸いカバーがスカスカの場合は矢印の方向に少し曲げて取り付けてください。

 

ワゴンRブレーキパッド交換完了

取り付け完了した写真がこちらです!

 

ワゴンRブレーキフルードタンク

最後に装着完了したらピストンが戻っているのでブレーキペダルが固くなるまで何回か踏みます。

これをしないで車を動かすと

ブレーキが効かないので必ず行ってください!

その後にブレーキフルードをMAXラインに調整して終了。

 

今回使用した工具

工具

・KNIPEX(クニペックス)のコブラウォーターポンププライヤー

・KTC 45°×6° めがねレンチ 12×14mm

・ブレーキパッドグリス

・スポイト

 

交換費用・値段は?

交換費用

車屋さんによって違いはでるのですが
1時間の作業工賃
・8,000〜10,000円平均です。

「ワゴンR」
ブレーキパッド交換標準作業時間は0.9時間
7,000〜9,000円になりますね

※上記の工賃+ブレーキパッドの料金が全ての交換費用になります。

交換費用を安くする方法

交換費用を安くする方法があります。それは、車検時に変えてもらう事です! 

車検の点検整備には「ブレーキを分解して点検する作業」が含まれているので、そのついでに交換してもらえば安くなるって事です。

※格安車検などはブレーキを分解していない所もあるので事前に確認しましょう。

 

車検見積もりは⬇︎下記のリンクから簡単にできるのでおすすめです!

⬆︎パソコンの方が見やすいのでおすすめ!

 

交換時期は?

部品交換時期

交換のタイミングは様々あります。

  • ブレーキパッドが無くなり異音がした時
  • 点検、車検、タイヤ交換の際に交換を勧められた時
  • ブレーキパッドをカスタム・レベルアップさせたい時

などがあります。

僕の経験上は、走行距離が「4〜6万キロ」あたりでブレーキパッドが無くなりますのでその辺りが交換時期です。

ハイブリット車はもう少し減りが遅いです。

 

おすすめのパッドは?適合表は?

下記の記事にておすすめのブレーキパッドメーカーの「口コミ・特徴・適合表・おすすめな方」など色々な情報を掲載してありますのそちらをご覧ください。

ブレーキパッドの口コミはこちら

 

交換を車屋さんにお願いする人は、ブレーキパッドをネットで購入して、車屋さんに持ち込んで変えてもらうのが1番おすすめです!

※持ち込みNGな車屋さんもあるので事前に確認しましょう。

 

記事を最後まで見てくださってありがとうございます。一人でも多くの人の参考になれたら嬉しいです!