今回はムーヴ(185)の「フロントブレーキパッド交換費用・方法・時期」を現役の自動車整備士が詳しく解説していきます。
他にもおすすめのパッドなども紹介していきますのでぜひ参考になればと思います。
交換費用は?
車屋さんによって違いはでるのですが
1時間の作業工賃
・8,000〜10,000円が平均です。
「ムーヴ」
ブレーキパッド交換標準作業時間は0.9時間
・7,000〜9,000円になりますね
※上記の工賃+ブレーキパッドの料金が全ての交換費用になります。
交換費用を安くする方法
交換費用を安くする方法があります。それは、車検時に変えてもらう事です!
車検の点検整備には「ブレーキを分解して点検する作業」が含まれているので、そのついでに交換してもらえば安くなるって事です。
※格安車検などはブレーキを分解していない所もあるので事前に確認しましょう。
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交換方法・手順
まずはブレーキをバラす前にブレーキフルードをスポイトで抜いておきます。
ピストンを縮めるとブレーキフルードが溢れてくるのでMINラインぐらいまで抜いておきます。
では、ブレーキをバラしていきます。
キャリパーの下の14mmのボルトを外していきます。
写真の長いボルトがついています。
ボルトが外れたら、写真のように上に持ち上げてブレーキパッドを外します。
写真のように奥の方から曲げてはずしてあげると簡単に外れます。
次は、ピストンを縮めていきます。
自己流ですが、写真のように「ウォーターポンププライヤー」で縮めてあげます。
※硬いので力一杯握ってください!
ビクともしない場合はキャリパーが固着しているので、
ピストンO/Hもしくはキャリパー交換になります。
ピストンを縮めるとブーツに空気が入ります。
薄刃のマイナスなどをピストンとブーツの隙間に入れ、空気を抜き、ブーツを整えてあげます。
整えた写真がこちらです。
※ブーツの空気を抜かないと「ブーツが破けブレーキ固着」につながります。
古いパッドの「シムとパッドウェアインジケーター」を
新しいパッドに移し替えます。
※古いシムの汚れは拭き取って綺麗にしておきましょう。
パッドウェアインジケーターはプライヤー等で外してあげます。
外した際に爪が広がっているのでプライヤーで縮めて装着してあげます。
「カチッ」とはまる程度に縮めましょう。
次に写真のようにブレーキパッドと「キャリパー・ピストン・マウント」が当たる所にグリスを塗っていきます。
シムとパッドの間にもグリスを塗っておいてください。
グリスを塗り終えたら後は逆の手順で戻していくだけです。
手前のパッドは「矢印の方向にスライドさせてあげる」と簡単にはまります。
「キャリパーの凹み」に「パッドの凸」がしっかりはまっているか確認しましょう。
装着完了した写真がこちらです。
最後に装着完了したらピストンが戻っているのでブレーキが固くなるまで何回か踏みます。
これをしないで車を動かすと
ブレーキが効かないので必ず行ってください!
その後にブレーキフルードをMAXラインに調整して終了。
おすすめのパッド
(DIXCEL・KPタイプの口コミ)
交換に使用した工具
・KNIPEX(クニペックス)のコブラウォーターポンププライヤー
・KTC 45°×6° めがねレンチ 12×14mm
・スポイト
交換時期は?
交換のタイミングは様々あります。
- ブレーキパッドが無くなり異音がした時
- 点検、車検、タイヤ交換の際に交換を勧められた時
- ブレーキパッドをカスタムしたい時
などがあります。
僕の経験上は、走行距離が「4〜6万キロ」あたりでブレーキパッドが無くなりますのでその辺りが交換時期です。
※ハイブリット車はもう少し減りが遅いです。
おすすめのパッドは?価格は?
下記の記事にておすすめブレーキパッドメーカーの「口コミ・特徴・適合表・おすすめな方」など色々な情報を掲載してありますのそちらをご覧ください。
今の時代はネットで買うのが1番安いので
交換を車屋さんにお願いする人は、ブレーキパッドをネットで購入して、車屋さんに持ち込んで変えてもらうのが1番おすすめです!
※持ち込みNGな車屋さんもあるので事前に確認しましょう。
記事を最後まで見てくださってありがとうございます。一人でも多くの人の参考になれたら嬉しいです!